こんにちは。今日も田んぼと畑から、運営者の「あつし」です。
庭のゆずが色づき始めると、いつ収穫すべきか悩みますよね。私も農業を始めたばかりの頃は、「まだ早いのかな?」「いや、もう採ってもいいのか?」と、毎日木の下で腕組みをして迷っていたものです。完全に黄色くなるまで待つべきか、それとも少し青いうちに採っても良いのか。ゆずの収穫時期について深く調べてみると、実は青柚子と黄柚子で明確にタイミングが異なり、それぞれに適した楽しみ方やレシピがあることが分かりました。また、たくさん採れた場合の保存方法や、あの鋭いトゲ対策も知っておく必要があります。この記事では、私が実際に畑で経験した失敗や成功、そして日々の栽培から学んだ知識をもとに、美味しいゆずを収穫するための見極め方を徹底的に解説します。
- 青柚子と黄柚子の具体的な収穫時期の違いとそれぞれの活用法
- 失敗しないための完熟サインと「す上がり」を見抜く触感の見分け方
- 収穫作業時の危険なトゲ対策と安全な道具選びのポイント
- 香りを逃さず長期間楽しむための冷蔵および冷凍保存のプロ技
ゆずの収穫時期は色で見極める
ゆずの収穫において最も大切なのは、カレンダー上の日付よりも、目の前にある「果実の状態」をよく観察することです。植物は生き物ですから、その年の気温や日照時間によって生育状況は変化します。「去年は11月1日に採ったから今年も」と決めつけるのではなく、木と対話するように観察することが重要です。実はゆずには大きく分けて2つの「旬」があり、それぞれの時期によって香りや使い道が全く異なります。ここでは、季節の移ろいに合わせた最適なタイミングについて、詳しく掘り下げて見ていきましょう。
青柚子の収穫は7月から10月
まず最初に訪れる収穫のタイミングは、夏真っ盛りから初秋にかけての「青柚子」の時期です。具体的な期間としては、だいたい7月下旬から10月上旬頃が目安になります。
この時期のゆずは、まだ皮が濃い緑色をしており、見た目は完全に「未熟」です。初めて見る方は「これ、本当に採ってしまっていいの?」「まだ早すぎるんじゃない?」と不安に思うかもしれません。しかし、実はこの「未熟な状態」こそが、青柚子としての正解なのです。この段階のゆずの魅力は、何といってもその鮮烈で爽やかな香りと、キリッとした鋭い酸味にあります。
完熟した黄柚子が芳醇で優しい香りを放つのに対し、青柚子の香りはもっと野性的で、夏の暑さを吹き飛ばすような清涼感があります。私の畑でも、夏場のそうめんのつゆに皮を少し削って入れたり、脂の乗った焼き魚(サンマの出始めなど)に果汁を絞ったりするために、この時期から収穫を始めます。
では、どのくらいの大きさになったら収穫できるのでしょうか。私の経験的な目安としては、直径が3.5cmから4cm程度になったら収穫のサインです。ピンポン玉より少し小さいか、同じくらいのサイズ感ですね。この時期の果実はまだ硬く、切ってみても果汁はそれほど多くありません。しかし、その分、果皮に含まれる香りの成分(精油)は凝縮されています。
注意点として、あまりに早く、小さすぎる段階で収穫してしまうと、香りも弱く果汁もほとんど採れないという残念な結果になります。少なくとも3.5cmを超えてくるまでは、じっと我慢して見守ってあげてください。また、地域にもよりますが、10月に入って気温が下がってくると、徐々に緑色が薄くなり、黄色味を帯びてきます。完全な「青柚子」として楽しみたい場合は、色が変わり始める前、遅くとも10月中旬までには収穫を終えるのが良いでしょう。
青柚子の収穫ポイント
必要な分だけその都度収穫するのが一番のおすすめです。一度に全部採ってしまうのではなく、「今日は焼き魚だから2個だけ」といった感じで、庭の冷蔵庫代わりに木を利用するスタイルが、鮮度も保てて最高ですよ。
黄柚子の収穫は11月から12月

季節が進み、朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、いよいよ皆さんがよく知る「黄柚子(本柚子)」のシーズン到来です。時期としては、一般的に11月に入ってから12月の冬至(12月22日頃)にかけてが収穫のピークとなります。
この色の変化は、気温の低下と密接に関係しています。寒さに当たることで、果皮の葉緑素(クロロフィル)が分解され、代わりに黄色い色素(カロテノイド)が現れてくるのです。このプロセスは単なる色づきだけでなく、味の熟成も意味しています。青柚子の頃とは違い、果皮からは芳醇で甘みを含んだ、どこか心が落ち着くような優しい香りが漂い始め、果肉にはたっぷりと果汁が蓄えられます。
特に、お鍋料理が美味しくなるこの季節には欠かせない存在ですよね。ポン酢にしたり、皮を吸い口にしたりと、食卓の主役級の活躍を見せてくれます。
地域によっては、霜が降りる前、あるいは本格的な雪が降る前に収穫を終えることが推奨されています。強い霜や凍結に合うと、果皮が傷んだり、果汁の味が落ちたりする原因になるからです。「寒くなってきたな」と感じたら、天気予報とにらめっこしながら、晴れた暖かい日を選んで収穫作業を行うのがベストですね。
また、日本産の農産物に関する情報を提供しているジェトロ(日本貿易振興機構)の資料でも、青柚子は夏から秋、黄柚子は秋から冬にかけて出回るとされており、特に黄柚子は寒さが増すことで色と香りが深まると解説されています。日本の四季のリズムに合わせて収穫することが、最も美味しいゆずを手に入れる秘訣と言えるでしょう。(出典:ジェトロ『日本産食材ピックアップ:ゆず』)
完熟の目安は果皮の色と大きさ

では、具体的に「今だ!今日が収穫日だ!」という完熟の瞬間を、どうやって見極めれば良いのでしょうか。なんとなく黄色いから大丈夫、と判断してしまうと、まだ酸味が強すぎたり、香りが乗り切っていなかったりすることがあります。一番わかりやすい指標は、やはり視覚的な情報です。
まず第一の条件は、緑色が完全に抜けて、果実全体が均一で鮮やかな黄色(山吹色)に染まっていることです。特にヘタの周り(果梗部)をよく見てください。この部分にまだ緑色が残っている場合は、完熟まであと一歩というところです。全体がムラなく黄色くなっているものが、香りのピークを迎えています。
そして、もう一つ注目してほしい非常に重要なポイントが、「果皮のデコボコ」です。スーパーで売られている綺麗なゆずも良いですが、家庭菜園や自然に近い状態で育てたゆずは、表面がゴツゴツ、デコボコとしていることが多いはずです。実はこれ、元気に育った健全な証拠だと私は感じています。油胞(ゆほう)と呼ばれる香りのカプセルがパンパンに詰まっている証でもあり、こうしたゆずは包丁を入れた瞬間に広がる香りが段違いです。
注意すべき見た目のサイン
逆に、表面に「シワ」が寄ってきているものは要注意です。これは収穫適期を過ぎてしまい、樹上で過熟になり、内部の水分が抜け始めているサインです。もし木になっている状態でシワシワの果実を見つけたら、これ以上置いても品質は下がる一方なので、すぐに収穫してあげてください。早めに救出すれば、お風呂用などで十分活用できます。
す上がりを防ぐ触感のサイン
見た目のチェックが終わったら、次は実際に果実に触れて確認します。これを怠ると、「見た目は立派な黄色いゆずなのに、切ってみたら中身がパサパサでスカスカだった…」という、いわゆる「す上がり」の状態に泣くことになります。私も過去に、大事にしすぎて収穫を遅らせ、中身がほとんど無くなってしまった経験があります。
美味しいゆずを見分ける触感のポイントは以下の通りです。
- 重み:手に持った時に、見た目以上にズシッとした重みを感じるもの。これは果汁がたっぷりと詰まっている証拠です。
- 張り:軽く握った時に、皮にパンとした張りがあり、押し返すような弾力があるもの。
一方で、握った時にフカフカと頼りない感触があったり、皮と実の間に隙間があるような感覚(これを「浮き皮」と言います)があったら、それは危険信号です。その果実は、収穫のピークを過ぎており、内部の水分が蒸発して果肉が縮み始めている可能性が高いです。
よく「もう少し待てば、もっと甘くなるかも」と期待して収穫を先延ばしにする方がいらっしゃいますが、ここで一つ重要な植物学的な事実をお伝えしておきます。ゆずなどの柑橘類(カンキツ類)は、バナナやメロン、キウイフルーツのように収穫後に追熟して甘くなる「クライマクテリック型果実」ではありません。つまり、木から切り離した時点で、それ以上の糖度上昇や成熟はストップするということです。
青いまま採って室内で黄色くさせることは可能ですが、それは単に皮の色が変わった(退色した)だけで、中身が熟したわけではありません。だからこそ、「樹の上で完熟させること」と、「適期(張りがあるうち)に収穫すること」のバランスが非常に重要なのです。フカフカになる前に、張りのある一番良い状態で収穫してあげましょう。
トゲ対策と安全な手袋の選び方
ゆずの収穫作業において、避けては通れない最大の難関。それが、あの鋭く長い「トゲ」です。柑橘類の中でもゆずのトゲは特に強烈で、まるで針のように鋭利です。経験ある方は痛いほど分かると思いますが、あれは本当に危険です。油断していると、厚手の服の上からでも平気で突き刺さってきますし、収穫後の腕に無数のひっかき傷ができていることもしばしばです。
安全に、そして楽しく収穫するためには、徹底した事前の準備と対策が欠かせません。私はいつも、以下のような対策を行っています。
1. 事前のトゲ切り(剪定)
これが最も効果的な対策です。収穫シーズンの前、あるいは日頃の管理作業として、果実の周りにある危険なトゲや、作業の邪魔になりそうな枝のトゲを、ハサミで根元から切り落としてしまいます。「トゲを切ると木が弱るのでは?」と心配される方もいますが、トゲを切っても生育には全く問題ありません。
これは自分の身を守るためだけではありません。風が吹いた時に、枝が揺れてトゲが果実に当たり、傷をつけてしまうのを防ぐ効果もあります。傷がつくとそこから腐りやすくなるので、トゲ切りは一石二鳥の管理作業なのです。
2. 専用の手袋を準備する
一般的な白い軍手は、ゆずのトゲに対しては無力です。網目を簡単に貫通してきます。私は必ず、革製の作業用手袋か、園芸店で売られている「耐突刺タイプ」のコーティング手袋を使用しています。ホームセンターに行くと、バラの剪定用などのコーナーに頑丈な手袋が置いてありますので、ぜひ探してみてください。数百円から千円程度の投資で、あの痛みから解放されるなら安いものです。
3. 服装と道具への配慮
服装は当然、長袖・長ズボンが必須です。ナイロン製のジャンパーなど、表面がツルツルしていて引っかかりにくい素材のものがおすすめですね。ニットやセーターはトゲが絡まるので絶対にNGです。また、高いところの果実を無理に手で引っ張ると、枝が跳ね返って顔に当たる危険があります。必ず安定した脚立を使い、高枝切りバサミなどを活用しましょう。目を守るための保護メガネ(ゴーグル)があれば完璧です。
収穫する際は、果実を手でねじり取るのではなく、必ず清潔なハサミを使ってください。まず枝から果実を切り離し、そのあと手元でヘタの部分を短く切り揃える「二度切り」を行うと、果実同士がぶつかった時に他を傷つけずに済みます。

ゆずの収穫時期と保存のポイント
苦労して収穫したゆず。カゴいっぱいの鮮やかな黄色や深い緑色を見ると、達成感で胸がいっぱいになりますよね。しかし、収穫はゴールではありません。ここからが「鮮度との戦い」のスタートです。ゆずは枝から切り離された瞬間から呼吸を続け、自らの水分を蒸散させていきます。そのまま無造作にカゴに入れっぱなしにしておくと、あっという間に皮がしなびて香りも飛んでしまい、数日後には「カラカラの残念なゆず」になってしまいます。
「せっかく旬の時期を見極めて収穫したのだから、最後の一個まで美味しく使い切りたい」。そう思うのが生産者の、そして料理好きの心情というものです。ここでは、私が長年の失敗(何度もカビさせたり乾燥させたりしました…)を経てたどり着いた、香りを最大限に長持ちさせるための保存テクニックを包み隠さずご紹介します。
鮮度を保つ冷蔵と常温の保存
まず、収穫してから数日から2週間程度で使い切る予定がある場合の保存方法についてです。「冬だから寒いし、その辺に置いておいても大丈夫だろう」と油断するのは禁物です。
常温保存の限界とコツ
確かに、冬場の暖房の効いていない玄関や廊下などの冷暗所であれば、常温でも保存は可能です。しかし、その期間はせいぜい1週間程度と考えてください。ゆずにとって最大の敵は「乾燥」です。見た目を重視してカゴに山盛りに飾っておくのは素敵ですが、空気に触れている面積が広いほど、皮の水分はどんどん奪われていきます。
常温で置く場合は、必ず新聞紙で一つずつ丁寧に包み、直射日光の当たらない涼しい場所に置いてください。新聞紙が湿気を程よく調整し、急激な乾燥を防いでくれます。
冷蔵保存は「二重包装」が鉄則
もう少し長く、2週間ほど鮮度を保ちたいなら、冷蔵庫の野菜室が定位置になります。ただし、ここでも注意が必要です。冷蔵庫の中は、我々が思っている以上に乾燥しています。そのままポイッと入れるのは、裸で砂漠に放り出すようなものです。
私が実践している鉄板の冷蔵保存法は、「キッチンペーパー+ポリ袋」の二重包装です。
- まず、ゆずを一つずつキッチンペーパーで包みます。これが結露による水滴を吸収し、カビの発生を防いでくれます。
- 次に、それをラップで包むか、厚手のポリ袋(ジップロックなど)に入れて口をしっかり閉じます。これで乾燥(蒸散)を物理的に遮断します。
この一手間をかけるだけで、2週間経っても皮のハリが驚くほど維持されます。「使う時に皮が剥きやすいまま」というのは、料理のモチベーションにも関わりますからね。
香りを閉じ込める冷凍保存術

「庭の木に100個以上実ってしまった」「ご近所にお裾分けしてもまだ余る」という嬉しい悲鳴が上がる時は、迷わず冷凍保存を選択しましょう。実は、ゆずは冷凍することでその香りを数ヶ月単位で封じ込めることができる、冷凍適性の高い果実なのです。
丸ごと冷凍:最も手軽で香り高い方法
一番のおすすめは「丸ごと冷凍」です。水洗いして水気を完全に拭き取ったら、そのまま冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。これだけです。
使う時は、解凍せずに凍ったままおろし金で皮を擦り下ろしてみてください。冷凍によって細胞壁が壊れやすくなっているため、生の状態よりも香りが爆発的に広がります。果汁を使いたい場合も、半解凍の状態で切れば問題なく絞れます。保存期間の目安は約3ヶ月。春先まで旬の香りを楽しめるなんて贅沢ですよね。
カット・加工冷凍:使い勝手を追求するプロ技
料理のたびに丸ごと一個を取り出すのが面倒な場合は、用途に合わせて加工してから冷凍するのが賢い方法です。皮と果汁を分けて保存するのが合理的です。
| 部位 | 加工方法 | 保存のコツ(アルミホイル活用術) |
|---|---|---|
| 果皮(皮) | 白いワタ部分をなるべく取り除き、千切り、みじん切り、短冊切りなど用途別にカットする。 | 1回分ずつラップで包み、さらにアルミホイルで包んでから冷凍袋へ。アルミの高い熱伝導率で急速冷凍され、香りと色が鮮やかに保たれます。 |
| 果汁 | 種を取り除いて絞り切る。 | 製氷皿に入れてキューブ状に凍らせ、固まったら取り出して保存袋へ。1個につき大さじ1〜2杯分になるので計量の手間が省けます。 |
冷凍保存のポイント
保存袋には必ずマスキングテープなどで「日付」を書いておきましょう。「これいつのゆずだっけ?」と化石化させるのを防ぐための、未来の自分への親切です。
青柚子で作る自家製柚子胡椒
収穫したゆずを使って何を作るか。この「出口」を考えることも、栽培の楽しみの一つですよね。特に7月から10月の青柚子の時期に収穫できたなら、絶対に挑戦してほしいのが「自家製柚子胡椒」です。
スーパーで売っているチューブ入りも便利ですが、手作りの柚子胡椒は別次元の食べ物です。蓋を開けた瞬間に広がるフレッシュな青柚子の香りと、青唐辛子の突き抜けるような辛さ。一度これを味わうと、もう市販品には戻れません。
作り方は驚くほどシンプルです。
材料は「青柚子の皮」「青唐辛子」「塩」の3つだけ。私の黄金比率は、【皮:唐辛子=1:1】あるいは【皮を多めの2:1】です。辛いのが好きな方は1:1で、香りを重視したい方は皮を多めにしてみてください。塩は全体の重量の15%〜20%ほど混ぜ込みます。
ポイントは「熟成」です。材料をフードプロセッサーやすり鉢で混ぜ合わせた直後は、塩の味が尖っていてバラバラな印象を受けます。しかし、消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で1週間から10日ほど寝かせると、不思議なことに味が丸く馴染み、旨味が増してくるのです。この「待つ時間」もまた、自家製ならではの楽しみ。焼き鳥、鍋物、刺身、うどん…何にでも合う万能調味料が、自分の畑から生まれる感動をぜひ味わってください。
黄柚子を活用するジャムや柚子湯
11月から12月に収穫する完熟の黄柚子は、果汁がたっぷりで香りが華やかです。大量消費レシピとして定番なのは、やはり柚子ジャム(マーマレード)や柚子茶の素作りでしょう。
黄柚子の皮は苦味が少ないものも多いですが、気になる場合は一度茹でこぼしてから刻むとマイルドになります。そして、ここで捨ててはいけないのが「種」です。ゆずの種には「ペクチン」という成分が豊富に含まれており、これがお茶パックなどに入れて一緒に煮込むことで、ジャムにとろみをつけてくれます。種まで活用できるなんて、ゆずは本当に捨てるところがありません。
また、形が悪かったり、収穫時に傷ついてしまったりしたゆずは、贅沢に「柚子湯」で楽しみましょう。冬至の日に柚子湯に入る風習は、単なる縁起担ぎではなく、血行促進や冷え性緩和といった実利的な効果も期待できる先人の知恵です。
丸ごと浮かべるのも風情がありますが、香りを強くしたい場合は、半分に切ってネットやガーゼに入れて浮かべるのがおすすめです。ただし、肌の弱い方やお子様には刺激が強すぎることがあるので、ピリピリする場合は個数を減らすか、丸ごとのまま楽しんでくださいね。
お風呂から上がった後は、残ったゆずでキッチンのシンクやお風呂の鏡を磨いてみてください。皮に含まれるリモネンという成分が油汚れや水垢を落としてくれます。食べて、浸かって、最後は掃除まで。ゆずのポテンシャルには脱帽です。
ゆずの収穫時期を逃さないために
ここまで、ゆずの収穫時期について、青柚子と黄柚子の違いや見分け方、そして長く楽しむための保存術まで詳しく解説してきました。
改めて重要なポイントを振り返ります。ゆずの収穫時期を決めるのは、カレンダー上の「何月何日」という日付ではありません。あなたの目の前にある「果実の色」と「手で触れた時の感触」こそが、最も信頼できるサインです。
- 青柚子(7月〜10月):3.5cm〜4cmの大きさ。鮮烈な香りと酸味を楽しむ。
- 黄柚子(11月〜12月):完全な黄色とゴツゴツした肌。芳醇な香りと果汁を楽しむ。
- 共通のサイン:手に持った時の「重み」と「張り」。フカフカになる前に収穫する。
「まだかな、もういいかな」と木を見上げる時間は、私たち栽培者にとって豊かなひとときです。失敗してす上がりさせてしまったとしても、それは来年のための貴重なデータになります。ぜひ、ご自身の目と手で最適なタイミングを見極め、旬の香りを食卓いっぱいに広げてください。
この記事が、あなたのゆず収穫の良きガイドとなり、美味しい季節の手助けになれば幸いです。今年も無事に、良いゆずがたくさん採れますように。
※本記事の情報は一般的な目安です。気候や栽培環境により収穫時期は前後します。
※刃物や脚立を使用する際は、安全に十分配慮して作業を行ってください。
※初めて食べる際やアレルギーの心配がある場合は、少量から試すことをお勧めします。

