大根の収穫までの日数は?収穫時期の見極め方と早い・遅い場合を解説

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大根を育てていると、「種をまいてから何日くらいで収穫できるんだろう?」「もう抜いていいのか、それとももう少し待った方がいいのか分からない」と迷いますよね。

大根は土の中で育つため、トマトやキュウリのように実全体を見ながら収穫時期を判断できません。せっかく順調に育っていても、早く抜きすぎれば十分な大きさになっていなかったり、反対に待ちすぎると「す入り」や裂根などで食感が落ちたりすることがあります。

先に目安をお伝えすると、一般的な大根は種まきから約50~100日前後で収穫期を迎えるものが多いです。ただし、「60日たったから今日収穫」というように日数だけで判断するのは少し早いんです。

品種によって収穫までの日数は違いますし、同じ品種でも種まき時期、地域、気温、日照などによって生育スピードは変わります。そのため、種袋に書かれた収穫日数を基準にしながら、根の太さや葉の状態も一緒に確認するのが失敗しにくい方法です。

この記事では、大根の収穫までの日数を中心に、春まき・秋まきでどれくらい違うのか、葉や根のどこを見れば収穫適期が分かるのか、60日・70日経っても細い場合はどうするのかまで詳しく解説します。

「結局、うちの大根は今日抜いていいの?」というところまで判断できるようにまとめていますので、ぜひ今育てている大根と見比べながら読んでみてください。

この記事で分かること

  • 大根は種まきから何日くらいで収穫できるのか
  • 春まき・秋まき・夏まきで収穫日数が変わる理由
  • 品種による収穫までの日数の違い
  • 葉と根から収穫適期を判断するポイント
  • 大根を早く収穫しすぎた場合にどうなるのか
  • 収穫を遅らせすぎた場合の「す入り」や裂根の注意点
  • 60日・70日以上たっても大根が太らないときの判断方法
  • 収穫した大根をできるだけ良い状態で保存する方法
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目次

大根の収穫までの日数は約50~100日が目安

大根の収穫までの日数は品種によって差がありますが、大きく見ると種まきから約50~100日前後をひとつの目安にできます。

早く育つ品種なら50~60日前後から収穫できるものがあります。一方、気温が下がる時期にじっくり育てる品種では70~90日前後、品種によっては100日以上かけて収穫することもあります。

まず覚えておきたいポイント

「大根=60日で収穫」と覚えるのではなく、自分が育てている品種の収穫日数を基準にするのがポイントです。

種袋が残っていれば、裏面に「播種後○日」「収穫目安○日」「根長○cm」「根径○cm」といった情報が書かれていないか確認してみてください。

たとえば、同じ9月に種をまいた大根でも、早生品種と晩生品種では収穫できる時期が変わります。「隣の畑ではもう収穫しているから、うちも抜こう」と判断すると、自分の大根にはまだ早い可能性もあるんですね。

家庭菜園では収穫日を一日に固定する必要もありません。収穫適期に入ったら、太くなったものから1本ずつ抜いて食べていく方法でも大丈夫です。

種まきした日から数えるのが基本

「収穫まで60日」と書かれている場合、基本的には苗が大きくなってからではなく、種をまいた日から収穫までの日数として考えます。

そのため、家庭菜園では種まきした日をスマートフォンのカレンダーや園芸ノートに残しておくと便利です。

たとえば9月10日に種をまき、収穫目安が65日程度の品種なら、11月中旬ごろから「そろそろ収穫できそうかな」と根や葉をチェックする、といった使い方ができます。

種まき日を忘れてしまった場合でも大丈夫です。葉の大きさや根の肩、周囲の株との比較からある程度判断できます。次回から「種まきした日」だけでも写真に残しておくと、かなり管理しやすくなりますよ。

日数は「収穫開始の目安」と考える

種袋に書かれた日数について、もうひとつ大切なのが、その日に必ず収穫しなければならないわけではないということです。

たとえば「播種後65日」と書いてある品種でも、65日目になった瞬間に一斉に成熟するわけではありません。生育には個体差があり、同じ畝でも日当たりや水分条件によって太り方が少し違います。

そのため、「あと何日?」を知るための基準として収穫日数を使い、その時期が近づいたら実際の株を見る。この考え方が分かりやすいです。

収穫判断の順番

  1. 種袋に記載された収穫日数を確認する
  2. 種まきから何日経過したか確認する
  3. 根の肩が十分に太っているか見る
  4. 外側の葉や中心葉の状態を見る
  5. 迷った場合は大きめの1本を試しに抜く

この順番で確認すると、日数だけに振り回されにくくなります。

季節によって大根の収穫までの日数は変わる

大根の収穫までの日数は、品種だけでなく栽培する季節によっても変わります。

大根は比較的涼しい環境を好む野菜です。そのため、暑さが残る時期、気温が適した時期、寒さが強くなる時期では、生育スピードが同じではありません。

主な栽培時期 収穫までの日数の目安 特徴
秋まき・冬どり 約60~90日前後が中心 家庭菜園で育てやすい作型。遅まきになると低温で生育が遅くなることがあります。
春まき・初夏どり 約50~70日前後が中心 気温上昇で生育が進みますが、とう立ちに注意。春まき向け品種を選びます。
夏まき・秋どり 約50~60日前後の品種もある 高温や乾燥、害虫の影響を受けやすいため、地域と品種選びが重要です。

なお、この表はあくまでも大きな目安です。種袋に具体的な収穫日数が記載されている場合は、そちらを優先してください。

秋まき大根は60~90日前後がひとつの目安

家庭菜園で特に育てやすいのが秋まきの大根です。まだ暖かい時期に発芽させ、気温が下がっていく秋から冬に根を太らせていきます。

秋まきでは60~90日前後で収穫する品種が多く見られますが、種まきが遅れると予定より日数がかかることがあります。

たとえば9月上旬と9月下旬では、わずか数週間の違いに見えても、その後に経験する気温が大きく変わります。気温が十分にある時期なら生育が進みますが、冬に近づいて気温が下がると根の肥大はゆっくりになります。

そのため、「袋には65日と書いてあるのに、70日経ってもまだ細い」というケースも珍しくありません。

秋まきで予定より遅れるとき

大根が健康で、とう立ちや病気などの異常がなく、根も少しずつ太っているなら、収穫日数を数日過ぎたからと焦って抜く必要はありません。

ただし、大きくなるまで何週間でも待てばいいわけではないので、品種の収穫適期を確認しながら判断しましょう。

春まきは日数よりとう立ちにも注意する

春まきの大根は、秋まきとは少し注意点が違います。

大根は生育初期に一定の低温を経験すると花芽ができ、その後に気温が上がり日が長くなることで、花茎が伸びる「とう立ち」が起こりやすくなります。

とう立ちが進むと根が硬くなりやすく、食感も落ちていきます。そのため春まきでは、「もっと大きくしたいから収穫を延ばそう」という判断が逆効果になる場合があります。

種を購入するときは、「春まき可能」「晩抽性」など、その時期に対応した品種を選んでください。

「YR」と「晩抽性」は別の意味

大根の品種名で見かける「YR」は、萎黄病への抵抗性を表す表示です。

とう立ちしにくい性質を意味する「晩抽性」とは別なので、「YRと書いてあるから春まきに強い」と判断しないようにしましょう。

同じ大根でも品種によって収穫日数は違う

大根の収穫時期を調べるときに、「大根は何日?」だけでは答えをひとつに絞れない最大の理由が品種差です。

スーパーでよく見る青首大根に近いタイプでも品種は非常に多く、太りが早いもの、ゆっくり太るもの、寒さに強いもの、とう立ちしにくいものなど、それぞれ特徴が違います。

これから種を選ぶなら、味や形だけでなく、「収穫までの日数が分かりやすいか」も確認してみると管理しやすくなります。

たとえばサカタのタネの「冬自慢」は、公式の収穫目安がタネまき後65~88日となっています。数字の幅が分かっているため、「65日を過ぎたら根を確認し始める」というように収穫計画を立てやすい品種です。

もちろん、65日目になったから必ず抜くわけではありません。65~88日という目安に入り始めたら、根の太さや葉の状態を見ながら収穫を判断します。

これから育て始める方なら、種袋を捨てずに収穫まで保管しておくのがおすすめです。品種名、種まき適期、収穫日数、標準的な根の太さまで確認できるので、「いつ抜けばいい?」と迷ったときの一番身近な説明書になりますよ。

大根は日数だけでなく収穫サインを確認する

大根の収穫までの日数と葉から収穫時期を確認する様子

収穫日数の目安に近づいたら、次は実際の大根を確認します。

大根は土の中にある部分が多いものの、青首大根なら根の上部が地上へ出てきます。また、葉にも収穫期を考えるための変化が現れます。

ただし、葉だけを見て判断するのではなく、「日数」「根の太さ」「葉」の3つを組み合わせて見るのがポイントです。

収穫時期を確認する4つのポイント

  1. 種袋の収穫日数に近づいている
  2. 根の肩が十分に太くなっている
  3. 外側の葉が横へ広がってきている
  4. 中心部の葉も以前より開いてきている

根の肩が太くなっているかを見る

青首大根では、生育が進むと根の上部、いわゆる「肩」の部分が地上に見えてきます。

この肩の太さは、収穫時期を判断するうえでかなり分かりやすいポイントです。

一般的な大根では根径が6~8cmほどになる品種もありますが、すべての大根が同じ太さになるわけではありません。ミニ大根ならもっと細いですし、大型品種ならさらに太くなります。

「大根は7cmになったら収穫」と固定せず、種袋に標準的な根径が書かれている場合は、その数字と比べるのがおすすめです。

定規やメジャーで毎回きっちり測らなくても大丈夫です。収穫時期が近づいたら、まず目で見て「かなり肩が張ってきたな」と感じる株からチェックしてみてください。

外側の葉が垂れてくるのもひとつのサイン

生育途中の大根は、葉が中心から上方向へ勢いよく伸びています。

収穫期が近づくと、外側の葉が横方向へ広がり、地面に近づいてくることがあります。中心葉も真上へ伸びるだけでなく、少し横へ開いてきます。

こうした葉の変化は収穫を考え始めるサインになります。

葉が垂れた=必ず収穫ではない

暑さによる水切れ、根傷み、寒さ、病害などでも葉が垂れることがあります。

そのため、まだ種まきから30~40日しか経っていないのに葉がしおれている場合などは、「収穫サイン」と決めつけず、株の状態を確認してください。

葉が黄色くなったら収穫時期とは限らない

「葉が黄色くなったら収穫ですか?」と気になる方もいるかもしれません。

収穫期に近づくと古い外葉が少しずつ弱っていくことはありますが、黄化だけで収穫時期を判断するのはおすすめできません。

下葉だけが黄色くなる場合は古い葉の老化の場合がありますし、株全体が急に黄色くなる場合は過湿、根傷み、肥料状態、病気など別の原因も考えられます。

黄色い葉を見つけたら、「種まきからの日数」「根の太さ」「ほかの株にも同じ症状があるか」を合わせて確認してください。

迷ったら1本だけ試しに収穫する

日数も来ている。肩も太っている。でも本当に抜いていいのか分からない。

そんな場合は、大きく育っている1本だけ試しに収穫するのが一番分かりやすいです。

家庭菜園では収穫した大根を出荷規格に合わせる必要はありません。1本抜いてみて、十分な太さがあり、切った断面もみずみずしければ、ほかの株も順番に収穫できます。

逆に、「思ったより細かった」という場合は、残りを少し待つという判断もできます。

試し抜きが向いているケース

  • 種まきから標準日数を迎えた
  • 同じ畝の中で太さにばらつきがある
  • 葉だけでは収穫時期を判断できない
  • 今後の寒さや天候を考えて収穫するか迷っている

大根を早く収穫しすぎるとどうなる?

収穫遅れはよく注意されますが、「早く抜いたらどうなるの?」も気になりますよね。

結論からいうと、健康に育っている大根であれば、少し早く収穫したから食べられないということではありません。

ただし、本来の収穫時期よりかなり早く抜けば、当然ながら根は細く短く、収量も少なくなります。

小さい大根でも食べられる

標準サイズより小さくても、正常に育っている若い大根なら料理に使えます。

家庭菜園なら、大きさをそろえる必要もありません。混み合っている株や、少し早く食べてみたい株を小さめで収穫して楽しむのもありです。

ただ、「まだ太くなる余地が十分にあるのに全部抜いてしまった」となるともったいないので、迷ったらまず1本だけにしましょう。

早どりするなら大きい株から

同じ日に種をまいても、生育には多少の差が出ます。

早めに収穫したい場合は、根の肩が最も太く、葉もしっかり育っている株から選ぶと失敗しにくいです。

大きい株を先に収穫すれば、残した株の状態も確認しやすくなります。

「少し小さいけど食べたい」というのも家庭菜園ならではですよね。全部を同じ日に抜くのではなく、1週間ほどかけて少しずつ収穫する方法も使いやすいですよ。

大根の収穫が遅すぎると「す入り」に注意

収穫が遅れた大根で注意したいす入り

早く収穫するより注意したいのが、収穫を遅らせすぎることです。

「もっと太らせたい」「畑に置いておけば保存になるかな」と長く残していると、品種や栽培条件によって品質が落ちることがあります。

代表的なのが「す入り」です。

す入りとは大根の中がスカスカになる状態

す入りとは、大根内部の組織が粗くなり、空隙ができてスポンジのような食感になった状態です。

見た目では立派な大根でも、切ってみると中心部が白く乾いたようになっていることがあります。

すが入った大根も状態によっては食べられますが、採れたてのようなシャキシャキ感やみずみずしさは失われやすくなります。

一度進んだす入りを保存方法や水につけることで元の状態へ戻すことはできません。

「もっと大きく」はほどほどに

根が十分に太り、標準的な収穫時期にも入っているなら、あと数センチ大きくすることよりも、良い状態で収穫することを優先した方がいい場合があります。

裂根にも注意する

収穫を遅らせた大根では、表面が割れる「裂根」が起こることもあります。

特に、土が乾燥した状態から急に大量の雨が降るなど、水分条件が大きく変化すると、根が急激に肥大して割れることがあります。

収穫適期に入っている大根が十分な太さになっていて、その後に大雨が続きそうな場合は、必要以上に引っ張らず収穫してしまう判断もありです。

裂根しても、傷んでいない部分を家庭で早めに調理できる場合は利用できることがあります。ただし、割れた部分から傷みやすくなるので、長期保存には向きません。

春まきではとう立ちが見えたら早めに判断する

春まき大根で特に気をつけたいのがとう立ちです。

株の中心から太く硬い茎が伸び始め、花芽が形成されているようなら、根の品質も変化していきます。

「あと10日待てばもっと太るかも」と考えるより、収穫できる大きさになっているなら早めに確認してみましょう。

大根が60日・70日経っても太らない場合はどうする?

大根の収穫日数を調べている方の中には、「もう60日たったのに細い」「70日過ぎたけど抜いていいの?」と困っている方も多いと思います。

この場合、まず確認してほしいのが自分の品種の標準収穫日数です。

70日経過していても、80~90日かけて育てる品種なら特に遅れているとはいえません。逆に50~60日程度で収穫する品種なら、なぜ太っていないのかを考える必要があります。

予定日なのに太らない場合の確認項目

  • そもそも品種の標準収穫日数を迎えているか
  • 適期より種まきが遅くなっていないか
  • 寒くなって生育が鈍っていないか
  • 葉が元気に成長しているか
  • 株同士が極端に混み合っていないか
  • 日当たりが極端に悪くないか
  • 病害虫によって生育が止まっていないか
  • 根の肩が少しずつでも太っているか

秋の遅まきは収穫日数が延びやすい

特に覚えておきたいのが、秋の遅まきです。

大根の生育は気温の影響を受けるので、種まきが遅れるほど根が太る時期と寒さが重なりやすくなります。

つまり、同じ「種まきから70日」でも、暖かい時期を多く経験した70日と、冬の寒さの中で過ごした70日では生育量が同じとは限りません。

葉が元気で根も少しずつ太っているなら、標準日数から数日過ぎても様子を見ることはできます。

ただし、品種によって耐寒性や収穫適期が違うため、「冬なら畑にずっと置いておける」と考えず、種袋の説明も確認してください。

日照不足でも太り方が遅くなる

葉はそれなりに育っているのに根が思ったほど太らない場合、日照条件も確認してみましょう。

大根は葉で光合成を行い、そのエネルギーを使って根を肥大させます。

建物や背の高い野菜の影になり、日照時間がかなり短い場所では、生育がゆっくりになることがあります。

すでに植えている大根を途中で移動させることは難しいので、今期はそのまま管理し、次回の栽培場所選びに活かすのがおすすめです。

間引きが遅れた場合も成長に差が出ることがある

1か所に複数の大根を長く残していると、葉や根が互いに競合します。

その結果、収穫予定日が来ても一本一本が十分に太っていないことがあります。

ただし、この記事では「大根の収穫までの日数」を中心に解説しているため、土づくりや肥料、間引き方法については深掘りしません。

根が太らない原因を土や肥料から詳しく確認したい方は、サイト内の「大根の土作りと肥料の基本!又根・裂根を防ぎまっすぐ育てるコツ」で詳しくまとめています。

収穫予定日を過ぎたからといって、焦って肥料を追加するのは避けたいところです。低温や日照不足が原因なら、肥料を増やしても解決しない場合があります。まずは「なぜ太っていないのか」を確認してみてください。

収穫予定日を何日過ぎても大丈夫?

「収穫予定日から1週間過ぎてしまった」「10日以上たっているけれど大丈夫?」という疑問もありますよね。

残念ながら、「予定日から○日までなら絶対大丈夫」という共通の答えはありません。

品種のす入りしにくさ、とう立ちのしやすさ、気温、土壌水分、根の成熟度によって変わるためです。

そのため、標準的な収穫時期へ入ったら「あと何日放置できるか」を考えるより、今の根が十分な大きさになっているかを見る方が実用的です。

収穫予定日を過ぎている場合

根が十分太い:大きい株から収穫を始める。

まだ細いが葉は元気:品種の日数と気温を確認し、少し様子を見る。

とう立ちの兆候がある:根を確認し、収穫できそうなら早めに抜く。

大雨が続きそう:十分な大きさなら裂根する前の収穫も検討する。

葉が急に弱っている:単なる成熟と決めつけず、病害や根傷みも確認する。

大根を収穫するときの抜き方

収穫時期が分かったら、いよいよ大根を抜きます。

土が比較的柔らかく、根もまっすぐ育っていれば、葉の付け根付近を持って上方向へ引き抜けます。

ただし、大きく育った大根や硬い土では、無理に葉だけを引っ張ると途中で折れてしまうことがあります。

葉の根元をしっかり持って真上へ抜く

大根を抜くときは、片手で葉先だけを持つのではなく、両手で葉の付け根に近い部分をまとめて持ちます。

左右へ強くこじるより、まず真上方向へゆっくり力をかけてみてください。

びくともしない場合は、根の周囲の土を手やスコップで少し崩してから抜きます。

スコップで大根を傷つけないよう注意

土を緩めるためにスコップを使う場合は、大根のすぐ横へ深く差し込むと根を切ってしまうことがあります。

根から少し離れた場所を掘り、周囲の土を緩めるイメージで使ってください。

収穫する時間帯に神経質になりすぎなくても大丈夫

「朝に収穫しないとダメ?」「夕方でも大丈夫?」と気になる方もいるかもしれません。

家庭菜園でその日のうちに食べるのであれば、時間帯だけに神経質になる必要はありません。

ただ、真夏の日中など強い暑さの中で収穫して長時間放置すると鮮度が落ちやすいので、収穫後は直射日光の当たる場所へ置きっぱなしにしないようにしましょう。

冬の大根なら、料理に使うタイミングに合わせて収穫するのも家庭菜園ならではの楽しみ方です。

収穫した大根は葉を切り分けて保存する

収穫した大根を保存する前に葉と根を切り分ける様子

ちょうどよい時期に収穫できても、そのまま放置すると大根は少しずつ水分を失っていきます。

すぐ食べない場合は、葉と根を早めに切り分けるのが保存の基本です。

葉を付けたままにしておくと、葉から水分が失われ、根もしなびやすくなります。

冷蔵庫で保存する場合

葉を切り分けた大根は、乾燥を防ぐためキッチンペーパーや新聞紙などで包み、袋へ入れて野菜室で保存します。

冷蔵庫へ1本丸ごと入らない場合は、2~3等分に切っても構いません。切った場合は切り口が乾かないようラップなどで覆っておきます。

大根を立てられるスペースがあれば立てて保存すると扱いやすいですが、冷蔵庫の形状に合わせて無理のない方法で保存してください。

保存日数は状態を見て判断

家庭での保存期間は、収穫時の鮮度や冷蔵庫の温度、切った状態かどうかによって変わります。

「○週間なら必ず食べられる」と日数だけで判断せず、ぬめり、異臭、変色、軟化などがないか確認して使いましょう。

大根の葉も早めに使う

切り取った大根の葉も、状態が良ければ料理に使えます。

細かく刻んで炒め物やふりかけにしたり、汁物へ入れたりすると、根とは違った味わいを楽しめます。

葉の方が傷みやすいので、根とは別にして早めに使うのがおすすめです。

大根の収穫までの日数でよくある質問

大根は種まきから何日で収穫できますか?

品種や季節によりますが、一般的には約50~100日前後が大きな目安です。

60~90日前後で収穫する品種も多いですが、早生品種なら50日前後から収穫できる場合があり、反対に100日前後かけて育てる品種もあります。

平均日数より、手元の種袋に書かれた収穫目安を優先してください。

大根は60日で収穫できますか?

60日前後で収穫できる大根はありますが、すべての大根が60日で収穫できるわけではありません。

収穫目安が60日前後の品種なら、60日を迎えたころから根の太さや葉を確認してみましょう。

まだ細い場合は、気温や種まき時期も考慮して数日待つことができます。

大根は70日たったら必ず抜いた方がいいですか?

必ずではありません。

70~90日程度かけて育てる品種なら、70日はまだ収穫期間の前半という場合があります。

一方、50~60日程度が目安の品種で70日を大きく超えている場合は、す入りやとう立ちなどにも注意しながら収穫を検討します。

収穫予定日なのに大根が細い場合は抜かない方がいい?

根がまだ明らかに細く、葉も健康で生育を続けている場合は、すぐ抜かず様子を見られることがあります。

ただし、遅まきによる低温、日照不足、病害虫などで生育が止まっている場合は、待てば必ず太くなるわけではありません。

まず品種の収穫日数と現在の栽培条件を確認してください。

葉が垂れたら大根を収穫していいですか?

外葉が横へ垂れ、中心葉も開いてくることは収穫期を考えるサインのひとつです。

ただし、水切れや根傷みなどでも葉は垂れるため、葉だけでは決めません。

種まきからの日数と根の肩の太さも合わせて確認してください。

大根の肩がどれくらい太くなったら収穫できますか?

一般的な青首大根では根径6~8cm前後になる品種もありますが、品種によって標準サイズは違います。

ミニ大根ならもっと細くても収穫できます。種袋に根径や標準サイズが書かれていれば、その数値を目安にしてください。

大根は小さいまま収穫しても食べられますか?

正常に育っている大根なら、標準サイズより小さくても食べられます。

早どりすると収量は少なくなりますが、家庭菜園なら小さな大根を楽しむこともできます。

全部収穫するのが不安なら、大きいものを1本だけ試しに抜いてみましょう。

大根を畑に置いたまま保存できますか?

冬の低温期に畑へ残しながら順番に収穫できる品種もありますが、どの大根でも長期間放置できるわけではありません。

す入り、裂根、凍害などのリスクは地域や品種によって変わります。

収穫適期に入り十分に太ったものは、必要以上に長く残さず順番に収穫する方が安心です。

雨の前と後ならどちらで収穫した方がいい?

まだ小さい大根を雨が降るという理由だけで急いで収穫する必要はありません。

一方、すでに収穫適期で十分な大きさになっており、乾燥後にまとまった雨が予想される場合は、裂根リスクも考えて先に収穫する選択肢があります。

雨の直後で畑がぬかるんでいる場合は作業もしにくいため、土の状態を見ながら無理のないタイミングで収穫してください。

大根の収穫までの日数を覚えるより「品種+状態」で判断しよう

大根の収穫までの日数は、一般的には約50~100日前後が目安です。

ただ、「大根は60日」「秋大根は70日」という数字だけを覚えるより、自分が育てている品種の情報を確認する方がずっと確実です。

収穫目安が近づいたら、根の肩が太っているか、外葉が横へ広がっているか、中心葉が開いてきているかを確認します。

それでも迷ったら、一番大きく育った株を1本だけ試しに収穫してみてください。

  • 大根の収穫までの日数は約50~100日前後が大きな目安
  • 実際の日数は品種によってかなり違う
  • 秋まきでは60~90日前後で収穫する品種が多い
  • 春まきはとう立ちしにくい品種を選ぶことも重要
  • 種袋に書かれた収穫日数を最優先する
  • 日数は種まきした日から数える
  • 収穫日数は「その日に必ず抜く日」ではなく目安として使う
  • 収穫時期になったら根の肩の太さを確認する
  • 外側の葉が横へ広がってくるのもサインのひとつ
  • 葉が垂れただけでは収穫と断定しない
  • 葉の黄化も収穫だけが原因ではない
  • 迷った場合は大きな株を1本だけ試しに抜く
  • 少し早く収穫した大根でも正常なら食べられる
  • 収穫が遅すぎるとす入りや裂根に注意する
  • 春まきではとう立ちの兆候にも注意する
  • 60日・70日経っても細い場合は品種の標準日数を確認する
  • 秋の遅まきでは低温で収穫が遅れることがある
  • 日照不足や株の混み合いでも太り方が変わる
  • 収穫予定日を過ぎても「あと○日なら大丈夫」と一律には決められない
  • 収穫後は葉と根を切り分けて乾燥を防いで保存する

今育てている大根が収穫時期か迷っているなら、まず種をまいた日から何日経っているかを確認してみてください。次に、根の肩と葉の状態をチェックします。

「日数も来ている、根もしっかり太っている」という状態なら、そろそろ収穫を始めて大丈夫かなと思います。

大根は全部を一度に抜く必要はありません。まず1本。採れたてを食べてみて、残りをいつ収穫するか決める。家庭菜園なら、このくらい気軽に考えて楽しんでくださいね。

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